「Totius Therapy」と「響造形創造研究所」

響造形創造研究所は、作品の制作を楽しみながら、それぞれの可能性を広げていく場です。

Totius Therapyは、この響造形創造研究所の活動もセラピーの一部に組み入れています。
創作活動が心身の健康や、思考の柔軟性などにつながるということは、様々な研究でも明らかにされています。
筆者自身も、福祉の現場やセラピーの現場で成果を確認しています。
ビジネスをしていく方にとっても必要な創造力・発想力・思考力が芸術活動で養われます。
セラピーとしての側面もある活動です。

創作活動はそれ自体も本番ですが、他の本番に対しても可能性と広がりを持たせていきます。
響造形創造研究所は、可能性が広がっていくトリガー(きっかけ)や刺激の場であるよう意識しています。

同じ場で体験していただくのが理想ですが、時代の要請に従い、オンラインでのレッスンも行っていく予定です。

Intuitions Art®︎(直感養成アート)

響造形創造研究所では、創作だけでなく、ボディワークとしてのアートもナビゲートしています。

Intuitions Art(直感養成アート)は、哲学・武道・ビジネスの指導者が世に出した、人間のメカニズムを活用し、能力を磨いていくアートボディワークです。
意識は、作品を完成させることより、描く過程にそそがれる、特殊な描法です。
思考グセがあぶり出されたり、世界の見方が変化したりします。

とてもシンプルですが変容力の高いボディワークです。

自己観察という在り方を意識に上げやすくするという側面もあります。

造形芸術活動

創作のヒントはもらいながらも、お手本や見本にしたがって創作するのではなく、この世にただひとりである、それぞれの持っている力を発揮して創作していきます。
対象物を忠実に描く。抽象的に描く。ニュートラルに描く。その時々で、決めつけないで創作していきます。
画材などの紹介や、デジタルでは使い方紹介などは行いますが、その範囲も自分で超えていってもらえるよう促します。

ゼロから製作できる場合、テーマが必要な場合があります。
その特性自体もその時点の個性ですので、最低限必要なところまでだけをナビゲートします。

それはリアルな実態の「場」であったり、オンラインが繋ぐ「場」であったりしますが、創作の可能性を広げる「場」として機能するよう意識していきます。
創作には「場」が必要です。
残念ながら、その「場」は意識してつくる必要があります。
響造形創造研究所は、その「場」を促す熱源であるよう存在しています。

響造形創造研究所設立の経緯

2020年6月「響造形創造研究所」の拠点が開設しました。
それまでも「場」はありましたが、空間ではなかったので意識にあげにくいものでした。
具体的な「場」ができたことで、20年以上前の記憶がまとまった形で意識にのぼりはじめました。
折に触れ思いだしてはいたけれど、ハッキリと「場」が残したものを認識する機会となりました。

大阪のある造形学校で行われていた指導と活動が残したものは大きかったと20年の年月を経て感じています。
私だけでなく、多くの同窓生が感じているのではと思います。
その時はわからなかった種のようなものが、いくつかのタイミングで発芽し育つような感覚がありました。
時代が大きく移り変わっていっても、そのときどきの花を咲かせるような種を撒いてくれたのだと思います。

アート作品の創作自体は長年行ってきていませんでしたが、その間も、創造はしつづけてきていたようです。
休止していたと思っていましたが、よく思い出してみると、どんな環境でも創造していくことを自然としていました。

20年前は、平面・立体問わず作品を作り、インスタレーションなどしていました。
アートシーンから離れてからは、イラストや編集やライティング。
福祉現場での絨毯づくりや織物づくりの手仕事支援。
最近ではイベントプロデュース、サイト構築、パンフレットづくり、写真撮影、動画編集、電子書籍出版など。
形は変わっても、なぜか創造しつづけた原点は、あの時代のような気がします。

20年以上前、造形作品を制作しながら、今は亡き先生から何気なくきいた言葉の数々が、今になって鮮やかに蘇って命を吹き込まれたように響いてきています。
無意識の中に埋もれていた色が湧き出してきているような感じです。

そのきっかけとなったのは、Intuitions Art の生みの親であるもうひとりの先生です。
言葉は生き物ですから受け取る側によって変容する…ということをふまえたとしても、ふたりの先生の言葉の奥に共通点を多く見つけることができます。
撒かれた時にはわからない種。
それが命を帯びた種であればあるほど、そのときはわからない…
長い年月を経ないとその芽吹きを感じることができないということは、身をもって体験しました。
それは一生気付くことがないこともあるかもしれません。

この何十年にもわたる体験のある側面を、ようやく今意識にあげることができ、創作活動を通じてその種をまた受け継いでいくことができたらと思い、この「響造形創造研究所」を立ち上げることにしました。
今は亡き造形の先生も、今も指導を受けているIntuitions Artの先生も、実は、教育者でありながら、経営者でもあります。
作品を作るだけでなく、それをどう社会に示していくかというところも、創作活動の一部だったのです。

オンラインの活用も必須の時代です。
種を撒きつつも、アナログもデジタルも融合し、それぞれの世界を表現していけるよう具体的なヒントも示す場にもできたらと思います。

関わった人にささやかな響(ひびき)が残ればという思いで名付けました。

ゆるやかにスタートしていきます。

2020年6月吉日